横浜田園ロータリークラブ奨学会(YDRS)設立の目的と経緯
ロータリークラブの奨学金支給制度としては、約50年前にアジアの留学生を対象としてスタートした「米山記念奨学会」があり、全国で約800名の留学生が、1人当り年間150万円~200万円の奨学金を受給しています。その奨学生の約80%が中国・韓国の学生です。年間活動費約15億円はロ-タリアンからの寄付によって運営されておりますが、日本人学生はその対象になっておりません。
当クラブでは約10年前から米山奨学制度の対象に日本人学生も加え、将来、国際的レベルで活動できる優秀な日本人学生を支援するよう米山財団及び地区関係者に対し、改革・見直しを提案してきましたが、実現には至りませんでした。
特に今年(2011年3月)の東日本大震災を直視する時、経済的支援としての「日本人学生への奨学金支給」はロータリークラブの活動として緊急かつ重要な課題となってきました。そこで、当クラブでは2011年6月に、日本人学生を支援するため、クラブ独自の奨学金制度「横浜田園ロータリークラブ奨学会」(略称 YDRS)を設立し、同年9月から活動を開始しました。
第一回の奨学生として、近隣にある東京工業大学すずかけ台キャンパスの大学院生2名を選考しました。うち1名の方は、東日本大震災の被災関係者の学生です。2人の奨学生はロータリーの例会や地域活動にも参加し、ロータリアンとの交流を深めています。
当クラブからスタートした、ロータリークラブとしての「日本人学生への奨学金支給活動の輪」が第2590地区(横浜市・川崎市)のロータリアン62クラブ・約2,300人にまず広がり、さらに全国約2,300クラブ・90,000人のロータリアンの活動へと発展していくことを願っています。
尚、横浜田園ロータリークラブでは、広く支援の輪を広げるため、皆様からの寄 付をお願いしております。
ご寄附いただける方は、こちら(YDRS寄付金申込書pdf)をダウンロードしていただき必要事項記入後、当クラブへご連絡ください。
連絡方法は、電話、FAX、メールでお受けいたします。具体的にはPDFに記載されておりますのでご参照ください。皆様からのご連絡をお待ちしております。
2014年3月
横浜田園ロータリークラブ奨学会